改めて記憶を思い起こしてみると
ダイビングを始めてから感じている海の魅力はちょっと変わっていたんだ…
青くて広い空と海。
波のない静かな海。
遠くに離れていく陸と近づいてくる小さな島。
ボートが切る風と水しぶき、しぶきの中にたまに見える虹。
青く透き通る海とカラフルなサンゴと魚たち。
静かな海の中で、聞こえる自分の呼吸音。
水面に上がってく自分が吐いた空気の泡。
水面から注がれる光の筋。
自分より大きな生き物との遭遇。
魚の巨大な群れが、一斉に同じ方向に動くさま。
無重力のような水の中を漂う感覚。
穏やかで温かい海で感じた、優しく包んでくれているような心地よさと自然との一体感。
ウェットスーツを腰まで下ろして休憩中に食べたランチ。
この時間のすべてに喜び、癒される。
同じ地球上にある身近な物のはずなのに、普段の生活とはまったく違う別の世界。
それが、僕が知っている海の魅力なんだぁ。
ダイビングを通して描かれる海の記憶はワンランク上の深い思い出になるんじゃないかな?