皆さん、オープン・ウォーター・コースで勉強したコンパスで水中にナビゲーションというスキルを覚えていますか。
時間を経ってなかなか覚えませんと言うダイバーいますね。
もっとより安全なダイビングを楽しめるように、今日は、そのコンパスについてもう一度説明をしたいと思います。
まず、以下の状況を想像してみてください。
- ダイビング中に進行方向を失い、迷ったらどうすればいいでしょうか。
- また、よく知らない水中環境にタイビングをする時とか、透明度が悪わい時だったらどうすればいいでしょうか。
その状況でコンパスの使い方が分かれば、方向を導くことはかなり簡単ですよ。
では、改めてコンパスの構造を話しましょう。
1、 コンパスの真ん中は北を指す針の指針盤、
2、 ラバーラインと呼ばれる進行方向を示す赤線、
3、 方向に合わせる回転ベゼル(0°〜360°)、
4、 2つのインデックスマークが備わっています。
コンパスの構造を説明しました。如何ですか。
では次、コンパスでナビゲーションをする方法説明します。
方法1:(ベゼルを回す方法)
- まず、下記の図のように体を回して、ラバーラインが行く方向に指してください。
- 行く方向をセットしてから、ベゼルを回して、インデックスマークが指針の北を合わせてセットしましょう。
- そこまで行く方向とコンパスの設定は完了ですね。
では、コンパスでナビゲーションしながらダイビングをしましょう。
*進行途中に北の指針がインデックスマークからはずれる場合は移動の方向はずれると言う意味ですよ。その時自分の体を回して、指針がインデックスマークに戻してください。
方法2:(方位窓)
現在のコンパスは方角の設定がしやすいようにほぼ方位窓をつけます。水平に持ち上げると下記の図のような構造を見えます。それが方位窓と言います。
方位窓を利用してナビゲーションする時に、ベゼルを回すセットしなくても構いません。
例えば往復ナビゲーションをする時に、進行方向が方角60°と仮定します。そうすると帰りの方角は240°になります。
つまり、進行方向の方角は≥180°の時、戻りの方向は、行く方向より180°を引きます。進行方向の方角は≤180°の時、帰りは行く方向より180°を足します。
最後、コンパスの使用の注意事項について話します:
1.ダイバーとしてコンパスを備える必要があります。
2.コンパスの精度を確保するため、水平状態で使用します。
3.コンパスが磁性あるものと一緒に置くのを避けてください。コンパスが誤って読み取られる可能性があります。
4.方向は大幅にずれることを避けるために、常にコンパスを確認する必要があります。
如何ですか、皆さん理解できましたか。
次回のダイビングをする時、ぜひコンパスでナビゲーションをやってみてくださいね。