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シグナルフォート

01 Mar シグナルフォート / 水面マーカーブイ(SMB)の使い方

シグナルフォート / 水面マーカーブイ(SMB)の使い方 最近のPADIオープンウォーターダイバーコースでは、最初のダイビング講習からシグナルフォート / 水面マーカーブイ(SMB)の使い方を学ぶ機会が増えています。なぜなら、SMBはダイビング中の安全を確保するための重要なツールだからです。例えばバリ島であれば特に、流れの強いヌサペニダのドリフトダイブでは、必須のアイテムともいえます。 私自身、初めてSMBを使ったのはダイブマスターコースのときでしたが、そのときは正直なところ、かなり不安でした。足にラインが絡まり、逆さまに引っ張られて水面に浮上してしまうのではないかと心配だったのを覚えています。 しかし、正しい方法で使えば、安全かつスムーズにSMBを展開することができます。ここでは、SMBを使いこなすためのポイントを紹介します。 必要なもの シグナルフォート / 水面マーカーブイ(SMB)(種類は後述) リールまたはスプール(最低15mのラインが必要) フィンガースプールがおすすめですが、使いやすいものを選びましょう。 SMBに直接ついている細いラインは絡まりやすいため、専用のリールを使用すると安全です。 SMBの種類 現在、一般的に使われるSMBには大きく分けて2種類あります。 オープンボトムタイプ(開放式) ワンウェイバルブタイプ(逆流防止バルブ付き) 今回は、より一般的なオープンボトムタイプについて説明します。 オープンボトムSMBは、下部に開口部があり、そこから空気を入れて膨らませる仕組みです。特に「ノースピルデザイン(空気が漏れにくい構造)」のものは、水面で空気が抜けにくく、シグナルとしての役割をしっかり果たしてくれます。通常、SMBの底には金属製のOリング付きのナイロンロープがあり、これをダブルエンドクリップでリールに固定します。 SMBの正しい使い方 水深5m(安全停止の深度)まで浮上し、中性浮力をとる。 これが最も重要なステップです。 SMBを取り出し、軽く膨らませる。 レギュレーターの排気から少量の空気をSMBの開口部に入れます。 これにより、SMBが立ち上がり、扱いやすくなります。 方法: 頭を右に傾ける SMBを顔の左側に持つ 指で開口部を押さえ、吐いた空気をキャッチする リールを解放し、準備を整える。 リールのロックを解除し、スムーズにラインが出るようにする。 オルタナティブエアソースでSMBを膨らませる。 口元の高さでSMBの開口部を開き、オルタナティブエアソース(予備のレギュレーター)を使って空気を入れる。 ポイント: オルタナティブのマウスピースは水平に向けること。 垂直にするとフリーフロー(暴走)が発生する可能性がある。 充填時は、オルタナティブエアソースがSMBに絡まらないよう注意する。 SMBを水面に送り出す。 SMBが上昇する際に発生する浮力を抑えるために、息を吐きながらリリースする。 ...

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19 Jun 海の中で一番怖いものは?

海の中で何が一番怖いか? 危険生物… もちろんなのですが、基本的にそういう生き物がいるところで潜らないので気にする必要がないです。 紫外線… 確かに僕は、このおかげで白内障になりましたが、命を脅かすほどのものではないですし、日焼けからは、保護することができるし、気を付けることはあっても怖がる必要ないですね。 強風大波… そんな日は、ボートが出ないので、ダイバーは、怖がる前に中止になってしまう。 では何か?? それは、流れです! なぜ認識が低いのか? 流れのイメージは、穏やか 身近な水の流れというと川や流れるプールを連想して、穏やかなイメージに危険性を感じずらい。 でも、川をさかのぼれるほど人間は、泳ぎが堪能ではないですよね。 流れは、目に見えにくい 多少流されていてもそれを危険とは感じられない。 人の歩くスピードは、時速4~5kmだから、そのくらいのスピードで景色が流れていても精神的な恐怖は、感じないんじゃないかな? でも、このスピードで1時間流されると水平線を超えてしまうほどの距離なんですよ。 流れの向きは一定ではないし、流れの境も見えない 水面で見える水の動きで、ある程度その時の流れは確認できても、地形や潮の満ち引きによって、場所、時間で流れの向きが変わるときがある。 潜っている時間内ずっと同じ方向に同じスピードで流されるとは限らない。       そんなわけで、 今回紹介するスペシャルティコースは? ドリフトダイバー 流れている海の中でも安全にダイビングするテクニックを知っておくと余裕をもって楽しむことができます。安全にダイビングするためには、その危険性を知ったうえで、回避する方法を知っておくことが重要です。 ドリフトダイビングのいいところ ・ あまり泳がずに流れに乗って移動できる ・ 広い範囲を見ることができる ・ 流れのある場所を好む生き物が見られる ダイブサイトの上級者コース 上級ダイブサイトに位置付けられている場所の中には、流れが強いところが多くあります。 流れは、速いほどより高度な技術が必要になります。 他のスポーツに例えるなら、 スキー : コースと傾斜角度 サーフィン : 波の大きさと強さ 流れを見極めるには、長年の経験とその場所を熟知しなければならない超専門分野です。 そこを理解しておかないとどんなに経験豊富なダイバーでも、いつの間にか自分の限界を超える状況に陥ってしまう危険性があります。 誰もが自転車に乗っている時、下り坂では、より周りを確認しながらいつでもブレーキがかけられるように準備をしていると思います。ダイビングで流れに乗るときも同じように考えるると分かりやすいかもしれないですね。 と、いうわけで… ドリフトダイブで最も重要なルールは? ガイドの指示が確認できる位置とバディーシステム 安全にダイブするには、経験豊富なガイドの後ろについていつでも支持が確認できるようにすることが大事です。 一緒にダイビングしているチームが、小さくまとまっていないと、同じ流れに乗れずに位置を。 海の流れは、常に同じ速さおよび同じ方法ではありません。 ガイドの指示受けた時に早い対応を求められる可能性があります。 早い流れの場合、そういった緊張感が更に増すので、ガイドの指示を意識しながらダイビングする必要が強く求められます。 ...

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