ダイバーを脅かす危険生物の中でもっとも有名な生き物の一つに
ゴマモンガラ
って生き物がいるんだ。
大きい奴になると70cmくらいになる。
海の中で見る70cmは、勝てないかもって思えるくらいの迫力!
めっちゃ怖い。
見てこの目ぇ!
めっちゃギョロギョロしてダイバー見てるし、この写真のはちょっとお腹大きくなっているんで、こういうときが一番注意だったりする。
しかし、この魚、常に怖いわけではない。
毎年、産卵期に入るとテリトリーを確保するために、卵を守るために狂暴化する。
NHKで子を守る親の愛って紹介されているプログラムを見たことがある。
アタックされないように少し離れたところから見守ってあげたい。
そんな風に思ってダイビングしましょう!
バリでは、例年なら12月から1月の間。
でも、エルニーニョだった去年は、10月くらいからアタックされる人が出てきた。
ダイビングに行くときは、現地情報を確認して、ゴマモンガラに近づくのは控えましょう!
やつらのテリトリーは、
回避テクニック
水底から水面に向かってすり鉢状に広がっているので上部に逃げるとどこまでも追われてしまうし、浮上速度を超えるかもしれないのでやめましょう。真横よりも深場に逃げる方が、テリトリーから出やすいとされています。 後ろ向きに泳ぎながら、かまれないようにフィンで威嚇しながら逃げましょう!
基本的には、産卵直前は、結構長い距離を追っかけられるようになり、産卵すると卵から遠くに離れなくなるため、追っかける距離が短くなり、卵が孵化するとおとなしくなります。
これは、他のカワハギの仲間にも見られる行動で、小型のツマジロモンガラでも果敢にダイバーに攻撃してくるんです。
バリでは、キヘリモンガラもゴマモンガラに引けを取らん位でかいやつがいて、ゴマモンガラより若干早い時期にダイバーを襲うことがあるということです。
僕は、襲われたことがない…
気を付けてみれば、なかなか見ごたえのある生き物ですよ。
よく見ると結構かっこいいし。